【4月29日 CGTN Japanese】世界最大の半潜水式バージ「四航永興」号が23日、中国東部の江蘇省で全国最大・最重量の洋上風力発電設置プラットフォームを初めて輸送し、同船は中国における水深の浅い港と河口水域で作業する超大重量船舶となります。

「四航永興」号は4万5000トンという世界最大の幅が広く平らな喫水の浅い半潜水バージで、メインデッキの面積は1万660平方メートルに達し、標準サッカー場1.5個分の大きさに相当します。

 風力発電プラットフォームを搭載した「四航永興」号は23日未明、水面下17メートルまで潜水を開始し、風力発電プラットフォームが自己浮上した後にドックから出始め、午前10時頃には風力発電プラットフォーム全体の沖だしが完了しました。今回沖だしされたのは次世代深遠海大型風力発電設置プラットフォームで、進水自重は2万2000トンに達し、単体で輸送される風力発電設置プラットフォームとしては現在、進水重量が中国国内で最大のものとなります。今回の作業は「ローリング+半潜水」方式を採用しており、これは海洋風力発電プラットフォームの進水に向けた新しい方式です。

「四航永興」号は世界の各大洋間の輸送需要を満たすだけでなく、大型バージ船が深入りできない水深の浅い港や河口で作業を行うことができます。また、海上ドックとして機能し、損傷した船艦を迅速に修理する「海上医療ステーション」に変身することができます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News