【4月23日 AFP】サッカーイラン代表のGKホセイン・ホセイニ(Hossein Hosseini)が、リーグ戦の試合中にピッチに侵入した女性を抱き寄せたとして、1試合の出場停止と罰金4700ドル(約72万8000円)相当の処分を科された。同国のスポーツ紙が22日に報じた。

 エステグラル・テヘランFC(Esteghlal Tehran FC)に所属するホセイニは12日に行われたリーグ戦で、ピッチに入って警備員に制止された自チームの女性サポーターに歩み寄り、ハグをした。

 報道によれば、ホセイニは「警備スタッフに対する不適切な行為」でイランサッカー連盟(FFIRI)から処分された。問題の場面で、警備員はピッチに侵入した女性を引き留めようとしていた。

 イランでは1979年のイラン革命以降、女性のスタジアム観戦が原則禁止されていたが、22年8月に40年以上ぶりに解禁されていた。

 ホセイニは22年のW杯カタール大会(2022 World Cup)にも出場した選手で、所属するエステグラルは今季残り6試合で現在リーグ首位に立っている。(c)AFP