【4月22日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は21日、米国内の複数の大学で報告されている反ユダヤ主義的行動を非難した。

 ニューヨークの名門校コロンビア大学(Columbia University)では同日、イスラエルとの経済的関係を断ち切るよう求める学生の抗議活動が開始から5日目を迎えた。

 学生らはパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へのイスラエルによる侵攻とそれに起因する人道危機を受け、イスラエルと関連のあるすべての活動をボイコットするよう求め声を上げた。コロンビア大学は、イスラエルのテルアビブ大学(Tel Aviv University)と交換留学協定を結んでいる。

 22日夜から始まるユダヤ教の祭日「過ぎ越しの祭り(Passover)」を前に、バイデン氏は声明を発表。「ここ最近、ユダヤ人への嫌がらせや攻撃をあおる言動が見られる。反ユダヤ主義は非難されるべき行為であり、危険である。大学構内だけでなく、国内のどこにも反ユダヤ主義の居場所はない」と非難した。(c)AFP