【4月21日 東方新報】2500人の外国人旅行者を乗せた大型クルーズ船「メインシフ(Mein Schiff)」が6日、上海呉淞口(Wusongkou)国際クルーズ船ターミナルに2日間停泊した。

 上海政府ウェブサイトのレポートによると、メインシフ号の観光客の大半は、ドイツ、オーストリア、スイスからの観光客だという。

 観光客は、賑やかな竜と獅子の踊りや特別にデザインされたプレゼントで温かく迎えられた。また歓迎セレモニーには地元の金融機関も参加し、両替やモバイル決済サービスのサポートを提供した。

 上海市では今年1月から3月にかけてすでに10隻のクルーズ船が入港し、2万2000人を超える旅行者を迎え入れた。今年は合計18隻のクルーズ船が上海に寄港し、4万人以上のインバウンド旅行者が上海を訪れると予想される。

 外国人の中国旅行の意欲は、ビザなし政策やモバイル決済の障害の改善を含む政策的支援措置の効果もあり、徐々に高まりつつある。

 最新の政策では、今年3月14日から11月30日まで、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルグの欧州6か国の国民は、ビジネス、観光、トランジットなどの目的で中国を訪れる場合、ビザ無しで最長15日間滞在することができる。

 中国出入境管理局が7日に公表したデータによると、6日に終了した中国伝統の「清明節」連休期間中、全国の出入国検査機関が対応した出入国件数は、約519万件に上った。そのうち外国人の出入国者数は50万人に達し、昨年同期比で163.2パーセントの増加となっている。(c)東方新報/AFPBB News