【4月15日 AFP】トルコで13日、事故で作動不能となったロープウエーから23時間ぶりに乗客が救出された。

 事故は南部のリゾート都市アンタルヤ(Antalya)で12日午後に起きた。ワイヤロープを支える支柱の一つが倒壊し、ゴンドラ1基が落下。1人が死亡、10人が負傷している。

 ファフレッティン・コジャ(Fahrettin Koca)保健相によると、ゴンドラは岩場に落下した。

 災害緊急事態対策庁(AFAD)のオカイ・メミス(Okay Memis)長官は13日、この事故の影響で宙づりとなったゴンドラ少なくとも16基から、子どもを含む174人が「無事に」救出されたと発表。「非常に危険な作業だった」と述べた。

 また事故が起きる前、支柱上部の機械にトラブルが起きていたと説明した。

 複数の地元メディアは、救助用ヘリコプターから降り立った女性が地面にキスをする様子を伝えた。この女性は21時間にわたってゴンドラ内に取り残されていた。

 当局によると、救助活動にはヘリコプター10機、救助隊員600人以上が動員された。

 ユルマズ・トゥンチュ(Yilmaz Tunc)法相は、ロープウエー運営会社の責任者らを含む13人の身柄を拘束したと明らかにした。(c)AFP