【4月16日 東方新報】第4回中国国際消費品博覧会(CICPE)の開幕式が13日、海南省(Hainan)海口市(Haikou)で行われ、中国政府はハイレベルな対外開放をしっかりと推進し、グローバル企業が中国に投資し、ビジネス成長のチャンスを共に分かち合うことを歓迎すると、高官が述べた。

 今年中国初の重要な国際博覧会であり、アジア太平洋地域最大の消費品博覧会であるこのイベントは、4月13日から18日まで開催される。今年は71の国と地域から4000以上のブランドが参加し、過去最高を記録する。

 全国人民代表大会(全人代)常務委員会の彭清華(Peng Qinghua)副委員長は、中国は消費の新たな活力を刺激し続けると述べた。さまざまな政党が多様なプロモーション活動を組織し、消費のアップグレードを促進し、経済成長を後押しすることが期待される、と彭氏は述べた。

 商務部の盛秋平(Sheng Qiuping)副部長は開幕式で中国は世界最大の成長ポテンシャルを持つ消費市場であり、強い回復力と変わらない長期的な成長ファンダメンタルズを誇っていると述べた。

 国家統計局によると、1月と2月の国内の消費財小売総売上高は8兆1000億元(約171兆8526億円)に達し、前年同期比5.5パーセント増加した。

「この数字は、中国の消費市場の力強い回復力を十分に示し、今年の安定的で進歩的な消費成長の基礎を築いた」と盛氏は述べた。また、中国の巨大な消費市場に後押しされ、大手外資系企業は引き続き中国への投資を増やすと述べた。

 米エスティローダー(Estee Lauder)のトラベル・リテール担当グローバル・プレジデント、イスラエル・アッサ(Israel Assa)氏は、海南省は最も人気のある旅行先のひとつであり、グローバルなリテール・ブランドにエキサイティングなビジネス成長の機会を提供していると語った。

 エスティローダーは昨年、中国とアジア太平洋地域におけるトラベルリテール事業をサポートするため、海口に中国トラベルリテール本部を設立した。上海市にある同社の研究開発センターでは、中国の消費者に対応する美容製品をさらに開発する計画だ。(c)東方新報/AFPBB News