【4月10日 AFP】米中央軍(CENTCOM)は9日、米政府がイランから押収した自動小銃と弾薬をウクライナに供与したと明らかにした。イラン革命防衛隊(IRGC)がイエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)に引き渡す途中で押収したものだという。

 中央軍は「米政府は4日、5000丁以上の自動小銃AK47、機関銃、狙撃銃、(携行式対戦車ロケット発射機)RPG7、50万発以上の7.62弾をウクライナ軍に譲渡した」とソーシャルメディアに投稿した。

 これらの武器・弾薬は2021年5月~2023年2月、イラン革命防衛隊が「無国籍船」を使ってフーシ派に引き渡そうとしたところを中央軍が押収。司法省の民事没収請求を通じて、2023年12月1日に米政府が所有権を得たという。

 中央軍は「ウクライナがロシアの侵攻を防ぐのに役立つ」とし、1旅団の装備を調えるのに十分な量だと主張している。(c)AFP/W.G. DUNLOP