【4月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は9日、準々決勝第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)と前回王者マンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)の熱戦は3-3の引き分けに終わった。

 試合はベルナルド・シルバ(Bernardo Silva)の低いFKでアウェーのシティが序盤に先制したが、レアルもルベン・ジアス(Ruben Dias)のオウンゴールとロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)の得点ですぐさま逆転して前半を終えた。

 後半はフィル・フォーデン(Phil Foden)とヨシュコ・グヴァルディオル(Josko Gvardiol)の鮮やかなゴールでシティが再び勝ち越しに成功したが、レアルも最後にフェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)が強烈なボレーシュートを決めて同点に持ち込んだ。

 今回の準々決勝は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が各会場への攻撃を予告していたため、警察官2000人の配備が予定される厳重な警備の中で行われたが、ピッチ外では大きな事件はなく終了。一方でピッチ内の見どころは多く、大きな盛り上がりを生んだ。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「見応えのある本当にいい試合だったし、大会の権威を高めたと思う」とコメント。レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督も「素晴らしい2チームによる非常に質の高い試合だった。結果は公正だったと思う」と同意した。

 第2戦は17日にシティのホームで行われる。(c)AFP/Rik Sharma