【4月7日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2023-24)は6日、決勝が行われ、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)がマジョルカ(RCD Mallorca)との両チーム1-1で迎えたPK戦を4-2で制し、40年ぶりとなる国王杯のタイトルを手に入れた。

 試合は前半、マジョルカがダニ・ロドリゲス(Dani Rodriguez)のゴールで先制したが、ビルバオもオイアン・サンセト(Oihan Sancet)のゴールで後半開始すぐに追いつくと、決着がつかないまま勝負はPK戦に持ち込まれた。

 迎えたPK戦では、マジョルカの2選手が失敗したのに対して、ビルバオは最後のアレックス・ベレンゲル(Alex Berenguer)を含めた4人全員が成功させ、セビリア(Seville)まで駆けつけた多くのサポーターを歓喜させた。

 ビルバオは直近6回の決勝で涙をのんでいたが、激戦を制して惜敗の歴史を終わらせた。今大会ではFCバルセロナ(FC Barcelona)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を破って勝ち上がってきており、リーグ優勝と合わせた2冠を達成した1983-84シーズン以来となる国王杯優勝のタイトルを獲得。通算の優勝回数は、バルセロナの最多31回に次ぐ24回となっている。

 前回の優勝時には、「ガバッラ(Gabarra)」と呼ばれる船に乗って優勝を喜んだビルバオだが、これで来週、同じように船に乗ってパレードする機会を得ている。(c)AFP