【4月4日 AFP】英王室は3日、ロンドンのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)とスコットランドのバルモラル城(Balmoral Castle)の非公開区域を今夏、一般公開する方針を明らかにした。王室メンバーが主要行事の際に姿を見せるバルコニーがあるバッキンガム宮殿東棟も公開される。

 英王室のコレクションを管理するロイヤル・コレクション・トラスト(Royal Collection Trust)によると、バッキンガム宮殿の東棟は5年以上に及ぶ改修工事が終了したのを受け、7月中旬から8月にかけて初めて一般向けのガイドツアーを行う。


 このツアーのチケットは公式広間の見学チケットと一緒に購入する必要があり、大人は75ポンド(約1万4000円)となっている。

 スコットランド・ハイランド(Highlands)地方にあるバルモラル城の王室メンバーが使用している区域も今夏、初公開される。故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が愛した城とされ、2022年9月に亡くなったのもこの城でだった。

 バルモラル城の従来のツアーは城外の敷地と庭園のみで、城内への立ち入りは舞踏室に限られていたが、今年は7月初旬から8月4日まで「いくつかの美しい部屋」をめぐるガイドツアーが行われるという。チケットは100ポンド(約1万9000円)かアフタヌーンティー付きの150ポンド(約2万8000円)で、1日40枚限定となっている。(c)AFP