【4月6日 CGTN Japanese】中国東部江蘇省の某エンジニアリング企業が建設した超大型リキッドタンクが2日、江蘇省啓東市で完成し、引き渡されました。紹介によると、今回引き渡されたFLNG(洋上LNGプラント)プロジェクトのA型リキッドタンクは中国国内で初めて製造されただけでなく、現在国内で最大規格の容積を備えたA型リキッドタンクでもあります。

 高さ31メートル、長さ22メートル、幅45メートルのこの超大型リキッドタンクは液化石油ガス(LPG)を積載するための専用装置で、1基の容積は約2万3220立方メートルあります。当日は超大型リキッドタンク2基がペアで引き渡されました。説明によると、同プロジェクトは昨年8月の着工から引き渡しまで、わずか8か月余りしかかかっておらず、建造のコアプロセスと重要な付帯設備はいずれも中国企業が独自に完成させたもので、同型FLNGの重要貯蔵装置建造の国産化を実現しました。

 FLNGは、大型浮体式液化天然ガス船とも呼ばれる海上の大型ガス田開発装置で、装備が複雑で、製造コストも高く、付加価値が大きいことから、船舶・海洋エンジニアリング業界の「王冠に乗った真珠」といえます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News