【4月3日 CGTN Japanese】中米友好の推進に長年力を尽くしている米国の米中関係全国委員会(NCUSCR)のスティーブン・オーリンズ会長はこのほど、上海でインタビューに応じ、「米中が建設的な関係を発展させることは両国民に幸福をもたらすだけでなく、世界をより良くすることにもつながる。双方は協力できる分野に焦点を絞り、引き続き民間交流を強化すべきだ」との見解を示しました。

 オーリンズ会長は「私は中国を愛している。それは米国を愛しているからだ。これまでの出来事で分かるように、米中関係は米国民に大きな影響を及ぼしている。米中関係が良好なら、米国民の生活はより良くなる。米中関係が悪化すれば、米国民の生活も悪化する」と語りました。

 また、「米中関係は多くの課題に直面しているが、多くのチャンスもある。双方は2国間の協力が可能で、双方の関係を強化できる分野にもっと目を向けるべきだ。例えば、気候変動や人工知能、テロ対策、投資などの分野で協力できる。米中がさまざまな分野で協力すれば、両国民はより良い生活を送ることができる……平和で建設的かつ実りの多い米中関係が、この世界をより良くすると確信している」と述べました。

 中国の習近平国家主席は3月27日、北京市内の人民大会堂で米国のビジネス界、学術界関係者と会談しました。オーリンズ会長はその中の一人です。会談後、オーリンズ会長はSNSへの投稿で、米中の協調と協力が必要だとする習主席の説明は非常に説得力があるとし、「われわれは深く心を打たれた。両国民に幸福をもたらす協力的な米中関係の構築に改めて力を注ぐつもりだ」と述べたとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News