【4月2日 東方新報】中国国家鉄路集団ハルビン(Harbin)局が1日に発表したデータによると、中国と欧州を結ぶ貨物鉄道「中欧班列」の東ルートである満洲里口岸(通関地)、綏芬河口岸、同江口岸を通過した列車が1443本に達し、前年同期比7.6パーセント増を記録した。

 列車は15万1000 TEUの貨物を輸送し、6.9パーセントの増加となった。

「中欧班列」は、需要の急増を維持した。東ルートを通る貨物列車の往復数は、中国全土で第1位となっている。

 満洲里口岸を経由して中国東北部の黒竜江省(Heilongjiang)とオランダを結ぶ新たな国際貨物路線が開通し、2024年第1四半期に輸送された貨物量が増加した。

 綏芬河口岸の1月の貨物輸送量は94本で、前年同月比28.8パーセント増となり、過去最高を記録した。

 現在、「中欧班列」の東ルート24線はヨーロッパ14か国に達しており、中国の60以上の都市を結び、電気製品、日用品、産業機械、金属、農産物、副産物、木材など10種類の商品を輸送している。

 ハルビン-綏芬河鉄道の改修プロジェクトは第2四半期に開始される見込みで、これにより輸送効率が効果的に改善される。(c)東方新報/AFPBB News