【4月2日 東方新報】北京市の二つの空港では、近づく夏のスケジュール期間中に海外へのフライト便数が増加する予定であり、これは中国が国際航空市場での復興を遂げていることを示している。

 中国の夏から秋にかけてのスケジュールは210日間続き、10月26日に終わる。

 北京大興国際空港(Beijing Daxing International Airport)は、バングラデシュのダッカ、イランのテヘラン、タイのバンコクの3つの新しい国際都市への直行便を提供すると発表した。

 国際航空市場の継続的な回復に伴い、大興空港は徐々に国際線路線を増やしていく予定だという。また、現在同空港では毎日1万1000~1万2000件の国際旅客便が運航されている。

 北京大興国際空港は、香港、マカオ、台湾を含む毎日平均76便の国際線を運航し、約40の国際的な目的地に到達する予定だ。これには、香港、マカオ、シンガポール、クアラルンプール、ソウル、大阪、ドーハ、アブダビ、ロンドンなどの主要な観光都市が含まれる。

 中国南方航空(China Southern Airlines)は、新シーズンに大興空港からテヘラン、リヤド、ダッカ、マカオへの四つの新しい海外路線を開設する予定である。

 また、北京の別の空港である北京首都国際空港(Beijing Capital Airport)も新シーズンに向けて国際線の増便が期待されている。

 同空港は、1日平均190便の海外便を運航する予定で、これは現シーズンと比べて20パーセントの増加である。

 特に、新シーズンが始まると、北京首都国際空港からアメリカの各都市へ毎週52便の往復が予定されており、サンフランシスコへ18便、ニューヨークへ10便、ロサンゼルスへ8便、ワシントンへ4便、ボストンへ6便、シアトルへ6便が含まれる。(c)東方新報/AFPBB News