【4月1日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2024)第3戦、サファリ・ラリー(Safari Rally Kenya 2024)は31日、最終日が行われ、総合2連覇中のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)が優勝。2位には勝田貴元(Takamoto Katsuta)が入り、トヨタ(Toyota)勢がワンツーフィニッシュを飾った。

 ナイバシャ湖(Lake Naivasha)周辺で行われた2日目の6ステージをすべて制覇したロバンペラは、3日目と最終日に手綱を緩めながらも快勝。厳しいサファリ・ラリーで自身2度目の勝利を収めて実力を示した。

 ステージ2勝を挙げた勝田が1分37秒8差で2位に続き、フォード(Ford)のアドリアン・フルモー(Adrien Fourmaux、フランス)が3位に入った。

 ロバンペラは「サファリで2回目の優勝を手にするというのは、特別なこと。それと同時にトヨタにとっては伝説的なラリーだ。チームはサファリで常に強さを発揮し続けている。ここアフリカでは『前を走るクルマは常にトヨタだ』」と述べた。

 ヒョンデ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)はメカトラブルに見舞われた時間もあったが、最終ステージを制してスーパーサンデーの5ポイントを獲得し、大会4位に入ったトヨタのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)を抑えて総合首位を守っている。

 今季はスポット参戦となっているロバンペラは、4月18日から21日に行われる第4戦クロアチア・ラリー(Croatia Rally 2024)には出場しない予定となっている。(c)AFP