【11月21日 AFP】世界ラリー選手権(WRC)で2連覇を達成したトヨタ(Toyota)のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)は20日、来季はスポット参戦に絞ることを発表した。

 23歳のロバンペラは10月に総合連覇を達成し、19日に最終日が行われたラリー・ジャパン(Rally Japan 2023)でシーズン終了を迎えた。

 トヨタが発表した声明の中でロバンペラは、「私はすでに15年間という長い間ラリーを続けており、2022年、2023年は私にとって特に素晴らしい年となりましたが、同時に精神的にも体力的にも非常に過酷な生活が続いていました。そこで、来年一年間は心身の充電期間とし、再びフルアタックで選手権に挑むべく戻ってきたいと思っています」と述べた。

 ロバンペラは8歳の時に、元ラリードライバーだった父親ハッリさんとともにラリーを始めている。

 WRC史上最年少王者となったロバンペラはまた、トヨタと新たに複数年契約を結んだ。

 来季のトヨタはロバンペラとスポット参戦3年目となるセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)、今季総合2位に入ったエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)、新シーズンからフル参戦となる勝田貴元(Takamoto Katsuta)のラインナップで選手権に挑む。(c)AFP