【3月31日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に今季限りでの退団の意向を伝えたとされるキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)について、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が30日、「心変わりする可能性はまだある」と話した。

 エンリケ監督はオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦に向けた前日会見で、「私はまだ、彼の気持ちが変わることを願っている。本人の口からは何も語られていないし、心変わりする可能性はまだある」と期待。「われわれが今季4冠を達成し、彼がぎりぎりで、パリが自分の居場所だと決めるところを想像してほしい。ありえない話ではない」と語った。

 エムバペは2月、去就に関するうわさが過熱する中で、今季限りでの退団をクラブに申し入れ、移籍先はスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が有力視されている。

 マルセイユ戦にエムバペが出場する可能性については、エンリケ監督は「人生ではどんなことも起こり得る。われわれの目標は勝利だ」とはぐらかし、「納得できない人もいるだろうが、私はチーム全体を見る必要がある」とコメントした。(c)AFP