【3月30日 AFP】映画『愛と青春の旅だち(An Officer and a Gentleman)』の鬼教官役で黒人として初めてアカデミー賞(Academy Awards)の助演男優賞を受賞した米俳優のルイス・ゴセット・Jr(Louis Gossett Jr)さんが28日夜、カリフォルニア州ロサンゼルスで死去した。87歳。CBSニュースなどの複数の米メディアが家族の話として報じた。死因は明らかにされていない。

 ゴセットさんは60本以上の映画に出演。1983年にはテイラー・ハックフォード(Taylor Hackford)監督の『愛と青春の旅だち』で厳格な軍曹を演じ、黒人俳優としてはハティ・マクダニエル(Hattie McDaniel)さん、シドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)さんに次ぐアカデミー賞受賞者となった。同作では、ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)の助演男優賞も獲得した。

 その後、テレビドラマ「裸の女王/ジョセフィン・ベイカー・ストーリー(The Josephine Baker Story)」でもゴールデン・グローブ賞の助演男優賞を受賞。大ヒットしたABCの8部作テレビドラマ「ROOTS/ルーツ(Roots)」ではプライムタイム・エミー賞(Primetime Emmy Awards)を受賞した。(c)AFP