チャールズ英国王、「困難な時」の友情称賛 イースターのメッセージで
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【3月28日 AFP】英国のチャールズ国王(King Charles III、75)は28日に発表するイースター(Easter、復活祭)のメッセージで、「特に困難な時」の友情の重要性を強調する予定だ。
英王室では、国王とキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)が相次いでがんと診断され、治療を受けている。
事前収録された国王の音声は、英中部にあるウースター大聖堂(Worcester Cathedral)でイースター前の「聖木曜日(Holy Thursday)」に行われる礼拝で流される。礼拝に国王は出席せず、代理としてカミラ王妃(Queen Camilla)が出席する。
バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)が公開したメッセージの抜粋によると、国王は「われわれは特に困難な時、友情の手を差し伸べてくれる人々を必要としており、そこから大きな恩恵を受けている」と述べる
メッセージにキャサリン妃に触れた部分はないが、王室ウオッチャーたちはこの言葉を、国王自身とキャサリン妃の健康不安に関するものと解釈する可能性が高い。
キャサリン妃は22日、ビデオメッセージを公開し、現在がんを患っており、化学療法の初期段階にあることを自ら公表。翌23日夜に発表した声明では、衝撃的な公表の後に受け取った「温かいメッセージにとても感動している」と述べた。
チャールズ国王も先月、受け取った励ましのメッセージやカードに涙したと語っている。(c)AFP