【2月6日 AFP】英王室は5日、チャールズ国王(King Charles III、75)が、がんと診断され、治療を開始したと発表した。国王は前立腺肥大の手術を受け、先月29日に退院したばかりだった。

 バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は、国王は良性の前立腺肥大の手術を受け、「その後の検査で、がんの一種が確認」され、治療を開始したとしている。がんの種類や進行程度については明らかにしていない。

 国王が公表に踏み切ったのは、「臆測を避け、世界中のがん患者への理解を深める一助となるのを願ってのこと」だとしている。

 医師団からは公務を延期するよう助言を受けたが、「国事関連や書類での公務」は続ける。国王は「非常に前向き」で、「一日も早く公務に全面復帰するのを楽しみにしている」という。

 発表を受け、米カリフォルニア州在住の次男ヘンリー王子(Prince Harry)は近日中に国王を見舞う予定だと、王子の関係筋は明らかにした。(c)AFP