【3月27日 Xinhua News】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、中国政府と関係のあるハッカー集団がサイバー攻撃をしているとの米英などの主張について、記者の質問に答え、次のように述べた。

 中国はあらゆる形のサイバー攻撃に断固反対し、これを取り締まり、相互尊重と平等互恵に基づき、2国間対話や司法共助などのルートで各国と協力を強化し、サイバーセキュリティーの脅威への共同対応に尽力している。中国はこれに先立ち、英国が提出した「APT31」関連情報に対して技術的な説明と回答を提出し、英国が示した証拠が不十分であり、関連する結論が専門性を欠いていることを明確に示した。だが残念なことに、英国からはその後反応がない。

 米国はここしばらく、地政学的な目的から、自らが主導する世界最大の情報組織「ファイブ・アイズ」に対し、「中国のハッカー」の脅威にまつわるさまざまな虚偽情報をでっち上げ拡散するよう促してきた。今回はまた英国と結託し、「中国がサイバー攻撃をしている」と騒ぎ立て、さらには中国に対する理不尽で一方的な制裁を発動した。中国はこれに断固反対し、米国および関係国に厳正な申し入れを行った。今後必要な措置を取り、中国の合法的権益を守る。

 中国のサイバーセキュリティー機関はすでに、中国および他国に対する米政府のサイバー攻撃に関する一連の報告を発表しているが、米政府は聞こえないふりをしている。われわれは米国がサイバー空間で責任ある態度をとり、泥棒が「泥棒を捕まえろ」と叫ぶようなまねをやめるよう促す。(c)Xinhua News/AFPBB News