【3月26日 CGTN Japanese】24日に始まった磁気嵐について、中国気象局国家衛星気象センターの専門家は「25日未明がピークだった。磁気嵐は26日から徐々に弱まる。低軌道衛星や通信への影響はあるが、影響の強さも範囲もごくわずかだ」との分析を示しました。

 昨年に続き今年も太陽活動が比較的活発な年であることから、今後も多くの愛好家がオーロラ現象を観測できるとされています。

 磁気嵐とは、太陽表面の活動が活発になって多く発生した高エネルギー粒子により、地球全体で地磁気が通常の状態から逸脱して乱れる状態を指します。一般的に低軌道衛星の高度を低下させるほか、電力システムに影響を及ぼすこともあります。また、磁気嵐の発生による電気と磁気の乱れが通信ナビゲーションシステムに影響を与える恐れもあります。ただし、最近では防御技術の向上により十分な対策がなされているため、影響は非常にわずかです。

 大きな磁気嵐が発生する場合にはオーロラも多く発生し、低緯度地域の多くでもオーロラを見られるようになります。特に磁気嵐が多く発生した昨年は、中国の新疆ウイグル自治区、黒竜江省、さらに内蒙古自治区の一部地域でオーロラが観測されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News