【3月26日 AFP】エルサルバドルのテクシステペケ(Texistepeque)で25日、「聖週間(Holy Week)」の始まりを祝い、悪魔に扮(ふん)した人々が地元住民らをむちで打ち、「罪」を清める伝統的な祭り「タルシギネス、Talciguines」が催された。

 地元の教会で朝のミサが終わった後、町の広場では悪魔にむち打たれ笑顔を見せる人や、痛みに悲鳴を上げる人、逃げ惑う人の姿が見られた。

 正午になると、紫色の衣装をまとったイエス・キリスト(Jesus Christ)役の人物が観衆の拍手を浴びながら登場。左手に十字架を持ち、右手で鈴を鳴らしながら、地面に横たわる悪魔たちをまたいで歩き、祭りはクライマックスを迎えた。(c)AFP