【3月26日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は25日、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)の試合中に足首に重傷を負い、「長期」離脱すると明かした。

 マレーは、24日に行われたトマス・マハッチ(Tomas Machac、チェコ)との3回戦で、タイブレークにもつれた第3セットの終盤に負傷した。苦悶(くもん)の表情を浮かべながら一度コートの外に出たが、そのまま試合を続行していた。

 当初は状態を楽観していると話していたが、前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)が完全断裂し、踵腓(しょうひ)靱帯も完全断裂に近い状態であることが判明したという。

 マレーは自身のインスタグラムに、「帰国したら専門医の診断を受けて次のステップを決める。言うまでもなく、これは厳しいけがで、長期の離脱になるだろう。だが、時期が来たら股関節が片方だけでも、足首の靱帯がなくても戻ってくる」とつづった。

 2019年に股関節の手術を経て復帰したマレーは、現在世界ランキング62位。5月には37歳になる中で、すでに今季限りでの引退を示唆し、パリ五輪と2度の優勝を誇るウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)に出場する意向を示していた。(c)AFP