【3月25日 Xinhua News】中国江蘇省無錫市の桜の名所、太湖湖畔の黿頭渚(げんとうしょ)風景区で21日、無錫国際桜ウイークと中日桜友誼林建設37周年の記念イベントが開かれた。

 風景区によると、現在の桜の植栽面積は85万平方メートル余り。花見の中心エリアとなる中日桜友誼林は約20万平方メートルで、3万本以上が植えられている。市は今年、新たな花見体験としてヘリを使った「無錫空中花見コース」を企画。複数のルートを設け、いずれも約20分間の飛行で桜の名所や都市のランドマーク建築などを一望できる。風景区も桜アイスや桜小籠包(ショウロンポウ)など桜をモチーフにした商品を発売した。

 無錫国際桜ウイークは1980年代の中日民間友好活動を始まりとする。坂本敬四郎さん、長谷川清巳さんら日本人が立ち上げた日本友誼林建設実行委員会が無錫市と共同で中日桜友誼林を建設。桜の苗木の寄贈、植樹など民間交流を行った。日本の民間訪中団と無錫市民が最初に植えた1500本の桜が友誼林の原型となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News