【3月25日 AFP】オランダ・リッセ(Lisse)西部で先週、世界最大のチューリップガーデン、キューケンホフ公園(Keukenhof Park)が開園した。同園は期間限定で毎年開園する。

 キューケンホフ公園の開園は今年で75回目。32ヘクタールの広さを誇る公園には、色とりどりのチューリップをはじめ、さまざまな花が数百万本植えられている。

 人気の観光地で、昨年は140万人が訪れた。園は世界で最も写真映えする場所の一つとうたっている。

 この日のために花の刺しゅうがあしらわれたピンクのドレスを選んだと言う女性(41)は、「ここに来るのは初めて。75周年記念に訪れたことにわくわくしている」とAFPに語った。

 一方、インドから来たという女性(37)は、チューリップが満開ではなく「少しがっかりした」と言う。ただ、庭園以外の花にも期待していると話した。

 キューケンホフ公園のチューリップガーデンは1949年、球根の輸出業者と栽培業者の団体が、商品の展示場として開設された。

 今年の目玉の一つは、英国のチャールズ国王(King Charles III)の名を冠した黄色いチューリップだという。

 公園のオープンは5月12日まで。(c)AFP