【3月20日 AFP】女子テニスのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)が19日、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)女子シングルス2回戦で当たる親友アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)との一戦について、サバレンカの恋人が18日に死去した中で「やりづらい」試合になると話した。

 バドサは初戦でシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を下し、サバレンカとの2回戦に進出した。サバレンカは、恋人で北米アイスホッケーリーグ(NHL)の元選手コンスタンティン・コルツォフ(Konstantin Koltsov)さんが亡くなったが、大会に出場する意向が主催者から発表されている。コルツォフさんについて、警察は自殺とみられると発表した。

 サバレンカと非常に親しいことで知られるバドサは、コルツォフさんの死の後、サバレンカと長く話したと明かし、「その話題にはあまり触れたくないけど、もちろん前にも言った通り、彼女は親友の一人。きのうはたくさん話したし、けさもそう。だから彼女がどういう状態かは分かっている」とコメントした。

 さらにバドサは「どういうことか、事情はすべて把握している。彼女は親友で、苦しんでほしくはないから、私にとっても少しショックだった。すごくつらい状況」と続け、「今、彼女と対戦するのはやりづらさもある。だけどこの話はあまりしたくない。話さないと彼女に言ったから。彼女は親友で、そう約束した」と話した。

「状況は理解している。私にとっても簡単じゃない」としたバドサは「正直、どう言っていいか分からないけど、彼女は強い女性。だからどこかから力を得て、いい戦い、いい試合になればいいと思う」と締めくくった。(c)AFP