【3月19日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグは18日、ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)に対し、リーグの財務規定に違反したとして勝ち点4の剥奪処分を科したと発表した。

 これによりフォレストは降格圏に転落し、残留圏のルートン・タウン(Luton Town)と1ポイント差、エバートン(Everton)とは4ポイント差となっている。

 リーグによれば、フォレストは収益性と持続可能性に関する規則(PSR)で定められる6100万ポンド(約116億円)の損失の基準額を3450万ポンド(約65億5000万円)超過した。

 通常、プレミアリーグの各クラブは3年間に1億500万ポンド(約200億円)までの損失を許容されているが、チャンピオンシップリーグ(2部)で戦ったシーズンにつき2200万ポンド(約41億8000万円)減額される。2022年5月にプレミアに昇格したフォレストは、3年間のうち2シーズンでチャンピオンシップに在籍していたが、昨季に1億5000万ポンド(約285億円)超とも報じられる額で29選手を補強したことが裏目に出た。

 PSRに違反したのはフォレストが2チーム目で、昨年11月にはエバートンが勝ち点10剥奪の処分を受けた。処分はその後、異議申し立てを経て勝ち点6剥奪に軽減されている。

 フォレストは処分に「非常に失望」しているとコメントしており、異議申し立てを行う可能性がある。(c)AFP