ロッテショッピングの上岩複合ショッピングモール開発の想像図(c)KOREA WAVE
ロッテショッピングの上岩複合ショッピングモール開発の想像図(c)KOREA WAVE

【03月19日 KOREA WAVE】韓国小売りの「ロッテショッピング」は18日、ソウル市の西北圏開発構想に参加し「上岩(サンアム)DMC開発」事業を推進すると明らかにした。

ソウル市は上岩デジタルメディアセンター(DMC)にデジタルメディア産業を集積し、これを中心に新たなソウル西北圏の実現を計画している。

ロッテショッピングは2013年に1972億ウォンを投資し、上岩DMC団地内の約2万平方メートルの土地を購入した。この土地は2011年にソウル市が複合文化商業施設造成の青写真を明らかにし、特別計画区域に指定した場所だ。

ロッテショッピングは長い間、ソウル市や麻浦(マポ)区と緊密にやり取りし、ショッピングモールの開発方向に対する多角的な検討を続けてきた。2021年のソウル市の初審議以降、変化したショッピングモールの認識と施設の大型化傾向を開発計画にも反映させる予定である。

ソウル市は13日にDMC駅と水色(スセク)駅一帯の開発規制の緩和を盛り込んだ「メディアとエンターテインメント中心の業務地区開発」計画を発表した。これで、ロッテショッピングのDMC開発事業にも弾みがつくものとみられる。

ロッテショッピングはソウル市の方向に合わせてショッピングはもちろん、エンターテインメント、カルチャー、コンテンポラリー集客施設などを含めた未来型複合ショッピングモールとして開発を推進する。さらに、上岩DMCメディア・先端イメージもショッピングモールに反映する。地域住民の需要と商圏の最適化されたテナントとともに、ユーチューバーなど個人メディアの作業が可能なライブスタジオなども文化施設に含める。

ロッテショッピングは先月29日、「上岩DMC複合ショッピングモール地区単位計画・細部開発計画決定(変更)提案書」を麻浦区庁に提出した。麻浦区とソウル市の意見を積極的に反映してショッピング販売施設を57%ほど拡大し、海外の有名建築家によるデザイン補完など、大々的な建築変更計画が内容に含まれている。

今年は着工に向けた事前準備作業に拍車をかける。今年上半期中に建築家の選定を完了し、年内に都市建築の共同審議を終えるなど、来年の着工に支障がないよう万全を期する。今年初めには内部組織も改編。専門部署と補強された人員により、現在は海外の建築家を選定する作業を進めている。ショッピングモールの完成は2028年を目標にしている。

ロッテショッピングの関係者は「今後、ソウル市や麻浦区と持続的に意思コミュニケーションを図りながら上岩DMCのストーリーも盛り込み、西北圏を代表する最高のショッピングモールの実現に最善を尽くす」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News