【3月18日 Xinhua News】中国の上海税関は14日、日本から輸入品として上海に到着した和服を固体廃棄物と判断し、返送措置を取ったと明らかにした。

 同税関が管轄する上海外高橋港区税関が、日本から到着した申告品名「和服」「和服の帯」の貨物12ロットを開梱(かいこん)検査したところ、貨物の中身はいずれも単独包装されておらず、下げ札もなく、色や柄がまちまちな上、明らかに折れ目、シミ、黄ばみ、かび臭さ等があり、中国が輸入を禁止している固体廃棄物に該当することがわかった。

 上海税関によると、中古和服は使用済みの衣類に属する。衣類は人体に直接接触する品であることから、有效な消毒をしなければ、細菌やウイルス、さらには各種伝染病の病原体が付着したままである可能性がある。こうした「外国のゴミ」が国内に入れば、人々の健康を大きく損ないかねない。(c)Xinhua News/AFPBB News