【3月18日 AFP】23-24イタリア・セリエAは17日、第29節の試合が行われ、首位インテル(Inter Milan)は1-1で昨季王者ナポリ(SSC Napoli)と引き分け、20回目のリーグ優勝へ向けていったん足踏みとなった。

 インテルは前半終了間際にマッテオ・ダルミアン(Matteo Darmian)のゴールで先制したが、ナポリも81分にファン・ジェズス(Juan Jesus)が頭で同点ゴールを押し込み、両チームが勝ち点1を分け合った。

 今節は2位ACミラン(AC Milan)が3-1でエラス・ベローナ(Hellas Verona)に勝利したため、勝ち点差を14に縮められたインテルだが、残り9試合で14ポイントを獲得すればスクデット(リーグ優勝)が決まる。

 それでも今週は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)で悔しい16強敗退、さらにこれでリーグ戦連勝も10試合でストップと、残念な結果が続く一週間になった。4月のミラノダービーに勝利し、リーグ最速に並ぶ5試合を残しての優勝を決めるシナリオも、試合前と比べれば現実的ではなくなった。

 ミランはテオ・エルナンデス(Theo Hernandez)とクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)、サミュエル・チュクエーゼ(Samuel Chukwueze)がゴールを決めて勝利。ジェノア(Genoa CFC)と0-0のスコアレスドローに終わった3位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を3に広げた。

 インテルには水を開けられているが、それでも5位ASローマ(AS Roma)とは勝ち点11差があるため、来季のチャンピオンズリーグの椅子はほぼ確保できている。(c)AFP/Terry DALEY