【3月18日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は17日、ロシア大統領選でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がさらに6年の続投を確実なものとしたのを受け、プーチン氏は権力欲の強い「独裁者」だと非難した。

 ゼレンスキー氏はSNSで、「事例としては歴史上枚挙にいとまがないが、彼がひたすら権力におぼれ、永遠の統治を続けられるようにあらゆる手を尽くしていることは、世界中の誰の目にも明らかだ」と述べた。

 また、英国の元首相で現在外相を務めるデービッド・キャメロン(David Cameron)氏は同日、「ウクライナ領内では違法な選挙が行われ、有権者には他の選択肢が与えられず、欧州安保協力機構(OSCE)による独立した選挙監視も行われなかった」とし、「自由で公正な選挙とは言えない」と批判した。

 ドイツ外務省もX(旧ツイッター)で、「(投票は)自由でも公正でもない。選挙結果には誰も驚かない」と非難。

 ポーランド外務省も、プーチン氏が得票率87%を獲得したとの出口調査結果を受け、ロシア大統領選は「合法ではなく、自由・公正なものでもない」とし、投票は「厳しい弾圧下で」行われ、「ウクライナの占領地での実施も国際法違反だ」と糾弾した。(c)AFP