【3月17日 AFP】23-24アルペンスキーW杯は16日、オーストリア・ザールバッハ(Saalbach)で女子回転最終第11戦が行われ、すでに種目別優勝を決めていたミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が通算97勝目を挙げた。

 1本目を終えて0秒11差の2位につけると、1本目首位だったアンナ・スベンラーション(Anna Swenn-Larsson、スウェーデン)が2本目は不発に終わったことに助けられ、ミナフエスト・ホルトマン(Mina Fuerst Holtmann、ノルウェー)を0秒54差の2位に抑えて優勝した。スベンラーションは0秒63差の3位となった。

 シフリンは負傷から6週間ぶりの復帰戦となった前週の第10戦で勝利し、通算8度目の種目別優勝を果たしていた。

 イタリアで行われた大会中に激しく転倒したシフリンは、その時のけがが完全に治りきっておらず、17日の大回転最終戦と次週の高速系種目は欠場する。そのため、総合争いからは脱落しているが、この日の優勝でけがに泣いたシーズンの有終を飾った。(c)AFP