【3月17日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2024)は16日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は1-6、7-6(7-3)、6-2で第17シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)を逆転で退け、第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)との再戦となる決勝に駒を進めた。

 アルカラスは雨による中断を挟んでヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)から1-6、6-3、6-2の逆転勝利を収め、勝ち上がっている。

 メドベージェフは、夜の肌寒いコンディションの影響で第1セットはリズムをつかめなかったが、アルカラスと同様に適応ができたと話している。

 第2セットは最初の4ゲームを連取した後、積極的にネットに出るようになったポールに巻き返され、タイブレークに持ち込まれたが、途中で足首をひねった相手に対して最後は5ポイントを連取してセットカウントで追いついた。最終セットはゲームカウント5-1とリードし、最後は2本のブレークポイントをしのいで決着をつけた。

 メドベージェフはこれで、昨年大会の決勝で敗れたアルカラスに雪辱を果たす機会を得た。メドベージェフはハードコートで行われるマスターズ1000(Masters 1000)の6大会のうち、この大会だけまだ優勝がない。

 試合後には「昨年、何が起こったかは分かっているから、全力を尽くして状況をひっくり返し、前よりも力強い、いいプレーをして、もっとダウンザラインやエースを決めたい。それができればと思っている」と話した。(c)AFP