【3月17日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は16日、第26節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は5-2でダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に大勝。ハリー・ケイン(Harry Kane)はブンデス挑戦1年目での最多ゴール記録を60年ぶりに更新した。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)から昨夏に加入したケインは、この試合でリーグ31ゴール目を決め、ブンデスリーガ創設1季目の1963-64シーズンにハンブルガーSV(Hamburger SV)のウーヴェ・ゼーラー(Uwe Seeler)が記録した30ゴールを一つ上回った。

 他にはジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)も2得点1アシストをマークし、17日にSCフライブルク(SC Freiburg)戦を控える首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)と勝ち点7差がある中で、バイエルンは優勝へのわずかな望みを残している。

 主将のGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は「僕らは踏みとどまっている。ハードワークしてチャンスをつくり出し、それをものにした」と話し、「ジャマルのような違いを生み出せる選手」を称賛した一方で、最下位ダルムシュタットに2点を奪われた点については「みんなで取り組むべき課題」とコメントした。

 VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)は3-0でホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に快勝。セール・ギラシ(Serhou Guirassy)がリーグ20試合出場で22ゴール目を決め、3位をキープした。

 昨季は16位で終わり、プレーオフを制して残留を果たしたシュツットガルトだが、今季はそこから大きく順位を上げ、トップ4入りと来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場に片手をかけている。

 マインツ05(Mainz 05)は2-0でVfLボーフム(VfL Bochum)に勝利し、前日RBライプツィヒ(RB Leipzig)に1-5で大敗したケルン(1. FC Cologne)を抜いてプレーオフに回る16位に浮上。残留への希望をつないだ。

 1部初挑戦となる昇格組のハイデンハイム(1. FC Heidenheim)も、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と1-1で引き分けて貴重な勝ち点1を手に入れ、降格圏内との勝ち点差を10ポイントとしている。(c)AFP