【3月16日 AFP】米国のマイク・ペンス(Mike Pence)前副大統領は15日、かつて仕えたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領を11月の大統領選で支持しないと表明した。

 大統領選では、共和党の候補者指名に必要な代議員数を確保したトランプ氏が、民主党の候補指名を確実にした現職のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と再対決する。

 ペンス氏はFOXニュースのインタビューで「今年、私がドナルド・トランプを支持しないのは、驚くことではない」と述べた。

 米メディアは「爆弾発言」「驚くべき発言」などと報じているが、トランプ政権終了以来、トランプ、ペンス両氏の間には非常に深い溝ができていたため、支持すると表明した方が驚きだっただろう。

 ペンス氏はトランプ氏について、「われわれが統治した4年間の保守的な政策とは相いれない政策を追求する姿勢を明確にしている」と批判した。

 ただし、バイデン氏にも決して投票しないと明言。民主党にも共和党にも所属しない「第3候補」も複数いるが、誰を支持するかは明らかにしなかった。(c)AFP