【3月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)、準々決勝の組み合わせ抽選会が15日、スイス・ニヨン(Nyon)で行われ、王者マンチェスター・シティ(Manchester City、イングランド)は、通算14回の優勝を誇るレアル・マドリード(Real Madrid、スペイン)と3シーズン連続での対戦が決まった。

 シティは4月9日の初戦で敵地に乗り込み、17日の第2戦をホームで戦う。昨季両チームは準決勝でぶつかり、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での第1戦を1-1で引き分けたシティは、本拠地での2戦目で4-0の大勝を飾ると、そのまま大会初制覇を遂げた。一昨シーズンはレアルが勝ち上がり、決勝でリバプール(Liverpool FC、イングランド)を退けた。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「14回優勝している王者と3年連続の対戦はちょっとした伝統のようだ」「良い状態で臨めるよう願っている。マドリードでの初戦までまだ数週間あるから、様子を見ていく」と述べている。

 その他の組み合わせでは、アーセナル(Arsenal、イングランド)がハリー・ケイン(Harry Kane)を擁するバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich、ドイツ)と、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG、フランス)がFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid、スペイン)がボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ドイツ)とそれぞれ激突する。

 アーセナルは4月9日に本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)にバイエルンを迎える。元トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のケインにとっては、ロンドンへの帰還となる。第2戦は17日に行われる。

 この対戦の勝者が、シティとレアルの勝者と準決勝で激突するため、イングランド勢同士の対決が行われる可能性もある。

 一方、6月に契約満了となるキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の退団を前に大会初制覇を目指すPSGは、バルセロナとの新たなライバル対決に臨む。

 5度の優勝を誇るバルセロナは、2012-13シーズンと14-15シーズンの準々決勝でPSGを下すと、16-17シーズンの決勝トーナメント1回戦では初戦を0-4で落とした後、カンプ・ノウ(Camp Nou)での第2戦で6-1の逆転勝利を収めた。当時のチームを率いていたのは、現PSG指揮官のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督だった。

 初戦は4月10日にパリで、第2戦は同16日にバルセロナで開催される。

 アトレティコは初戦でホームにドルトムントを迎え撃ち、勝者がPSGとバルセロナと対戦する。

 今季の決勝は、6月1日にロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われる。(c)AFP/Andy SCOTT