【3月18日 Xinhua News】中国上海市で14日、家電見本市「中国家電・消費者用電子機器博覧会(AWE)2024)」が開幕した。電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)は博覧会で、多くのメーカーと連携して30億元(1元=約21円)を投じ、家電・ホームファニシング製品の買い替え補助とサービス体験の高度化に引き続き注力していく方針を明らかにした。

 中国は現在、家電廃棄のピーク期にあり、年間1億~1億2千万台の使用済み家電が廃棄され、廃棄量は年平均で20%増加している。商務部の最新データによると、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなど主要家電の23年の保有台数は30億台を超え、大きな買い替え需要と潜在性がある。

 同社の小売家電・ホームファニシング生活事業部の責任者はAWEで発言し、各種消費促進策が相次いで発表され、政策規則が実施されるにつれて、消費者が家電製品を購入する積極性は顕著に高まり、家電産業に大きな市場チャンスが到来すると見込む。さらに、家電産業は新たな転換点にあり、家電製品の買い替えは必然的な流れであるとした。

 また、京東経由で家電・ホームファニシング製品を買い替えるユーザーが24年に2千万人を超え、買い替えによって回収される使用済みの家電やホームファニシング製品は3千万台を超えるとの予想を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News