【3月14日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は13日、ロシア政府がウクライナで核兵器を使う準備をしている兆候は見られないと述べた。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が同日のテレビインタビューで、核兵器の使用について言及したことを受けての発言だ。

 インタビューでプーチン氏は、ロシア側の核戦力の高さを誇示し、主権が脅かされることがあれば核兵器を展開する準備もできていると話した。

 プーチン氏の発言についてカリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領報道官は「米国が核態勢を見直す必要はなく、ロシアがウクライナでの核兵器使用に向けて準備をしている兆候も見られない」と述べた。

 ジャンピエール氏は「挑発を受けてもいないのに、正当性もなくウクライナに容赦なく侵攻したのはロシアだ。われわれは、ロシアの侵略から国民と領土を守らんとするウクライナへの支援を続ける」と話した。(c)AFP