【3月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid、スペイン)は2-1でインテル(Inter Milan、イタリア)を下し、2戦合計2-2で迎えたPK戦を3-2で制して準々決勝に進出した。

 アウェーでの第1戦を0-1で落としたアトレティコは、フェデリコ・ディマルコ(Federico Dimarco)に先制点を許して2点のビハインドを背負ったが、すぐさまアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が1点を返すと、87分に途中出場のメンフィス・デパイ(Memphis Depay)が同点ゴールを決めた。

 その後は延長戦でも決着がつかなかったが、PK戦ではインテルの5人中3人が失敗。最後はエースのラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)がキックを外し、アトレティコの8強入りが決まった。

 PK戦でアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)とデイヴィ・クラーセン(Davy Klaassen)のキックを止めたアトレティコのGKヤン・オブラク(Jan Oblak)は「PK戦は賭けだと思う。きょうは運良く2本止めることができた」と話し、「チームとして素晴らしい試合ができたし、非常にうれしく思う」と喜んだ。

 試合前はインテルが年始から公式戦13連勝、アトレティコは直近5戦1勝と対照的な調子だったが、最後は本拠地シビタス・メトロポリターノ(Civitas Metropolitano)で今季21戦19勝を誇るアトレティコのホームアドバンテージが大きかった。

 敗れたインテルは、2戦合計で1点リードした展開でマルクス・テュラム(Marcus Thuram)とニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)に勝負を決める得点機が訪れたが、そこを生かせなかったのが響いた。(c)AFP