【3月12日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは11日、第28節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は3‐2でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)を下し、来季の欧州大会出場争いに再び加わって指揮官への厳しい目線を緩ませた。

 ニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)、コール・パーマー(Cole Palmer)、ミハイロ・ムドリク(Mykhailo Mudryk)のゴールでニューカッスルに競り勝ったチェルシーは11位にとどまって入るものの、少なくともヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League)の出場権が確保できる7位ウェストハム(West Ham)との勝ち点差を4に縮めた。

 前節は敵地でブレントフォード(Brentford FC)と2-2で引き分け、ファンからはマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督の解任を求めるチャントが聞かれていた。それでも指揮官には明るい兆しもあり、高い移籍金で加入しながらも批判を多く受けている若手選手がその潜在能力の片りんを披露した。

 ジャクソンは加入1年目で今季公式戦12点目となるゴールを決めて先制点を奪取。その後同点に追いつかれるも、シーズンを通して頼りになるプレーを見せているこちらも新加入のパーマーが勝ち越し弾を挙げた。

 対照的に、約1年前に8800万ポンド(約165億円)の移籍金で加入以降、歴任の指揮官に歯がゆさを感じさせていたムドリクは、交代出場から5分ほどでクラブ加入後46試合で6点目となるゴールを奪った。

 敗れたニューカッスルは12敗目を喫して、チェルシーとわずか勝ち点1差の10位となっており、昨季4位に入った土台を生かせていないエディ・ハウ(Eddie Howe)監督へのプレッシャーが強まっている。(c)AFP