【3月11日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は10日、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のリュディ・ゴベール(Rudy Gobert)が判定を批判して審判に対して不適切なジェスチャーを示したため、10万ドル(約1470万円)の罰金を科した。

 ゴベールは8日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)戦の第4クオーター終盤、この日6回目のファウルを取られて退場になると、お金を意味する指をこすり合わせるジェスチャーをし、賄賂をもらってファウルの判定を下したのではないかと示唆。これでゴベールはさらにテクニカルファウルも取られた。

 これをきっかけにチームは同点に追いつかれ、延長戦の末104-113で敗れた。

 NBAでバスケットボール部門を統括するジョー・デュマース(Joe Dumars)氏は、罰金について「判定を公に批判するという点で、ゴベールの過去の振る舞いがNBAに弊害をもたらしていた点も考慮した」と述べている。

 ゴベール本人は、冷静さを失ってチームが敗れる原因をつくったと話しつつ、スポーツ賭博の拡大がバスケットボールに悪影響を与えているとも指摘し、「罰金は受け入れるが、そのことがこのスポーツを傷つけている。賭け金や何かがどんどん大きくなっているのは知っているが、そんな風に感じるべきじゃないんだろう」とコメントした。(c)AFP