【3月10日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は9日、第25節の試合が行われ、2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は8-1でマインツ05(Mainz 05)に大勝。ハットトリックのハリー・ケイン(Harry Kane)は60年前の記録に並び、チームも首位奪取への希望をつないだ。

 2アシストも決めたケインは、ブンデスリーガ創設1季目の1963-64シーズンにハンブルガーSV(Hamburger SV)のウーヴェ・ゼーラー(Uwe Seeler)が記録したリーグ初挑戦シーズンでの30ゴールに到達。残り9節となる中、バイエルン時代のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が2020-21シーズンに挙げた史上最多41ゴールの記録にも近づいている。

 チームもダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)を8-0で下した昨年10月の試合に次いで、今季2番目となる7点差での大勝を収め、10日にVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)戦を控える首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)との勝ち点差を暫定で7ポイントに縮めた。

 2得点を決めたレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)は「完勝だ。今季はこういう試合がなかった」と振り返り、「全力でプレーし続けるのが僕らの責務。レバークーゼンが崩れたら、追いつかなくてはならない」と話した。

 ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は退場者を出しながらもヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に2-1で勝利し、4位を維持した。

 早い時間帯の試合でRBライプツィヒ(RB Leipzig)が2-0でダルムシュタットを下したため、暫定5位に転落していた中、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が3年前に所属していたピーク時を思い起こさせるような左サイドからの単独ドリブル突破を見せ、復帰後の初ゴールを決めた。(c)AFP