【3月10日 AFP】スペインのNGO「オープン・アームズ(Open Arms)」は9日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)に食料を支援するための船舶の準備ができたと明らかにした。現在、キプロス・ラルナカ(Larnaca)港に停泊中で、最終的な承認待ちという。

 キプロスは欧州連合(EU)でガザに最も近い加盟国。EU欧州委員会は10日の出港を望んでいる。キプロスからの海路での支援としては第一弾となる。

 オープン・アームズの広報担当者、ラウラ・ラヌサ氏はAFPに対し、積み荷は「コメ、小麦粉、ツナ缶」などの食料や水で、現在イスラエル当局が検査中だと語った。

 また、協力関係にある米慈善団体、ワールド・セントラル・キッチン(World Central Kitchen)が、ガザ側で積み荷を降ろすための桟橋の設置に当たっていると説明した。(c)AFP/Adel Zaanoun with Mathieu Gorse in Jerusalem