【3月7日 AFP】国際パラリンピック委員会(IPC)は6日、「中立のパラリンピック選手(NPA)」として8月開幕のパリ・パラリンピックに出場するロシアとベラルーシの選手について、開閉会式への参加を認めないとするガイドラインを発表した。

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 両国の選手が金メダルを獲得した場合も、国籍やシンボルの表示や国歌の演奏は認められず、代わりにパラリンピック賛歌が流され、中立旗が掲揚される。また、表彰台の結果は公式のメダル表に記録されない。

 これに対し、ロシアパラリンピック委員会(RPC)は「差別的」なガイドラインだとして反発し、「ロシア選手にとって不公平で、他の国の選手よりも不利にする」措置だと述べた。

 ロシアとベラルーシの国内パラリンピック委員会(NPC)は、2022年2月に始まったウクライナ侵攻を受けて資格停止となっているが、両国の選手は侵攻を支持しないといった条件の下で競技を認められている。

 国際オリンピック委員会(IOC)はAFPに対し、パリ五輪で同様のガイドラインを適用するかについては「然るべき時」に発表するとコメントした。(c)AFP