【3月6日 AFP】サウジアラビアが後援するLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)が、世界ゴルフランキング(OWGR)ポイント付与の申請を取り下げた。5日に米国メディアが報じた。

 米誌スポーツ・イラストレイテッドや米スポーツ専門チャンネルESPN、米放送局ゴルフ・チャンネルの報道によると、LIVゴルフのコミッショナーを務めるグレッグ・ノーマン(Greg Norman)氏は同日、書簡の中で、2022年7月に始めた取り組みは終了したと選手たちに伝えたという。

 ノーマン氏は、LIVゴルフと所属選手にとって「最善の道が現在のランキングシステムでないことが明らかになった」とし、「OWGRの正確性、信頼性、完全性を保護するという決意はもはや存在しない」と述べた。

 メジャー4大会への招待などを決定するためにポイントシステムが使用されているOWGRだが、出場への道が限られる点、選手の入れ替えが少ない点、チーム戦と個人戦が同時に争われる点などへの懸念を理由に、昨年10月にLIVゴルフからの登録申請を却下していた。

 LIVゴルフ側は出場枠の増加や降格システム創設のための調整を行ったが、ノーマン氏は「OWGRはわれわれと生産的に協力する意欲をほとんど示さなかった」とつづっている。(c)AFP