【3月6日 AFP】1月中旬に腹部の手術を受けたキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales、42)について、英陸軍が5日、公務復帰は6月に行われる義父チャールズ国王(King Charles III)の「公式誕生日」の式典だと発表し、後に投稿を削除するなど、情報が錯綜(さくそう)した。

 6月には、チャールズ国王の「公式誕生日」を祝う毎年恒例のパレード「軍旗分列行進式(トゥルーピング・ザ・カラー、Trooping of the Colour)」が行われるが、陸軍は当初、8日に行われる閲兵式にキャサリン妃が出席すると発表していた。

 ケンジントン宮殿(Kensington Palace)からの正式発表はなく、陸軍のウェブサイトからはその後、この記述が削除された。

 前日には、キャサリン妃が手術を受けて以来初めて公の場に姿を見せたとする写真を米芸能情報サイトTMZが公開したばかり。

 TMZが公開した写真には、母親が運転する車にサングラスをかけて同乗するキャサリン妃が写っている。同サイトによると、ウィンザー城(Windsor Castle)付近で4日に撮影されたものだとされる。

 ソーシャルメディアでは、公の場から姿を消しているキャサリン妃をめぐり、さまざまな臆測が飛び交っている。王室専門誌「マジェスティー」のジョー・リトル(Joe Little)編集長は、この写真は「さらなる臆測を呼んだ」と指摘。

「一般人の場合、体調が悪い時は自身のプライバシーを守る権利があるが」「プライバシーを守るのが非常に難しい王室メンバーの場合は、当然ながら世間の関心が非常に集まる」とAFPに語った。

 軍のサイトには、6月15日の軍事パレードに国王が出席するという情報は依然残されている。国王は現在、がん治療を続けている。(c)AFP/James PHEBY