【3月5日 AFP】シンガポールのリー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相は5日、同国が米人気歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんの東南アジアでの「独占的な」公演開催を実現するために水面下で交渉を進めていたことを擁護した。

 オーストラリア・メルボルンで開催中の豪州と東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別首脳会議で思いがけず話題になったのは、スウィフトさんのシンガポール公演についてだった。

 アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)豪首相との共同記者会見に臨んだリー氏は、シンガポールがスウィフトさん側に対し、東南アジアで唯一の公演を開催するよう交渉したことを認めた上で、「交渉は上首尾に終わった。(近隣諸国に対して)非友好的とは思わない」と主張した。

 東南アジアで「独占的な」公演を行ってもらうためスウィフトさんに巨額の補助金を拠出したシンガポールに対しては、タイやフィリピンなどから非難の声が上がっていた。(c)AFP