【3月4日 AFP】23-24スペイン1部リーグは3日、第27節の試合が行われ、ジローナ(Girona FC)は0-1でマジョルカ(RCD Mallorca)に敗れ、タイトル争いで巻き返すチャンスをふいにした。

 前日に首位レアル・マドリード(Real Madrid)がバレンシア(Valencia CF)と引き分けたため、2位ジローナは最近の不振を脱して勝ち点差を取り戻す機会を手にしていたが、敵地で調子を取り戻せずに黒星を喫した。

 国王杯(Copa del Rey 2023-24)で決勝進出を決めたばかりのマジョルカは、33分にCKの流れから最後はホセ・マヌエル・コペテ(Jose-Manuel Copete)がこの試合唯一のゴールを決めた。ジローナはボール支配率でわずかに優位に立っていたものの決定的なチャンスをつくり出せず、ここ5試合で3度目となる無得点に終わった。

 この試合の後にキックオフを迎えた3位FCバルセロナ(FC Barcelona)は、これで2位浮上のチャンスを手にしたが、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と0-0の引き分けに終わり、こちらも好機を逸した。敵地に乗り込んだバルセロナは、フレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)とペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)が負傷退場となる中、見せ場の多くない試合をスコアレスで終えた。

 一方、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-1でレアル・ベティス(Real Betis)を下し、今節上位10チームのうち唯一となる白星を挙げた。

 8分にオウンゴールで先制したアトレティコは、前半中盤にPKのチャンスを逃していたアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が前半終了間際にこぼれ球を押し込んでリードを広げた。

 後半にウィリアム・カルバーリョ(William Carvalho)のミドルシュートで1点を返されたアトレティコだったが、その後は守護神ヤン・オブラク(Jan Oblak)の好セーブもあり、ベティスのプレッシャーをはねのけた。

 この勝利でアトレティコは4位の座を盤石なものにしている。(c)AFP