【3月4日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は3日、第24節の試合が行われ、首位バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は10人のケルン(1. FC Cologne)を2-0で下し、2位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点差を10に広げた。

 シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督率いるレバークーゼンは、連覇中の王者バイエルンが再び調子を崩して1日の試合でSCフライブルク(SC Freiburg)と2-2で引き分けたため、そのリードを広げるチャンスを手にしていた。

 38分、アレハンドロ・グリマルド(Alejandro Grimaldo)のクロスをパトリック・シック(Patrik Schick)がすらすと、これをジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)が押し込んで先制したレバークーゼンは、73分にはグリマルドがシュートをねじ込み、勝ち点3を確実にした。

 ホームでのラインダービーでケルンは、開始15分にグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)のかかとを後ろから踏みつけたヤン・ティールマン(Jan Thielmann)が一発レッドを受けたが、気持ちのこもったプレーを見せた。残留昇格プレーオフに進む16位につけるケルンは、ティールマンの退場後にしっかりと対応したものの、シュートが2度ポストに阻まれる不運もあった。

 この勝利でレバークーゼンは、国内最長となっている今季公式戦の無敗記録を34に伸ばしている。

 ジャカは試合後、「10ポイントは大きい。でもまだ終わってはいない。争う勝ち点はまだ多くあるし、数字上で決まらない限り終わったとは言えない。頑張り続けて、チームとしてさらにポイントを積み上げなければならない」とコメントし、クラブ史上初のリーグ制覇に向けて気を引き締めた。(c)AFP